2009年06月06日
ウイッチモス
■憧れのバラ苗■ウイッチモス 
                        ビックラくらくらモス・ローズ

皆様に告白したいことがあります
今まで秘密にしていたんですが
ARG(←アンティーク・ローズ・ガーデン)は
モス・ローズが好きです

花首からツボミまで
苔におおわれたようなモス・ローズ
モスの部分に触れると森林の香りが漂います 
う〜ん うっとり

何が秘密だ 告白だ
バレバレだよ すでに!

ありゃ そうですかぁ
どうしてばれたんだろうか?

バラの中で好きな系統ができると
あれこれ集めてみたくなります

ある程度あつまると
その系統の変わったものが欲しくなります
変わったモス・ローズや〜い

純粋オールド・ローズで黄色のモス・ローズ
これはちょっと無理な相談みたいです

モス化がもっと進んでガクの中までモス
これじゃ苔玉かぁ

じゃあ つる性のモス・ローズは?
あるわけないかなぁ

ところがですねぇ あったんです
黄色じゃないです 
モス化超進行の苔玉バラでもないです
つる性のモス・ローズ!

お〜 あったんだ モスのつるバラ
こりゃ すごい
えらいこっちゃ えらいこっちゃと
小躍りしてしまいました

お母さんバラが照り葉ノイバラ
お父さんバラがモス・ローズです

つるモスだってあってもいいじゃないかと
お考えのブリーダーさんも
いらっしゃったのですよね
ヤッホ〜嬉しいです

手元にないにの踊り続けても意味ないので
入手いたしました
そしてついに開花のときが来ました
ガビ〜ンと強い衝撃

なぜ?
きゃわゆいんです!

すまなかった ウイッチモス 
つるモス つるモスと小躍りして
こ〜んなに可愛いと思わなかったよ〜
これからは心を入れ替えて
可愛い可愛いつるモスちゃんと踊るよ〜〜〜
許してくれ〜〜〜

花はセミ・ダブル 淡く優しいピンク色
香りは中香 
この香りどこかでかいだような・・・

『ヴィニヤード・ソング』というバラの香りに
似ています
ダマスクでもない ティーでもない
フルーティーといえないこともないが
普通のバラのフルーティーとは全然違う
全体的にはスッキリ系

データによりますと、
樹高3〜4メートル
栽培最適範囲はゾーン6の暖かめ地域から
ゾーン9の暑め地域まで

日本国内のメッチャメチャ寒いところと
沖縄などを除けば
だいたいOKでしょうか?

母さんバラが照り葉ノイバラなんですが
その割には葉っぱは大きいです
大きいですけど普通のバラよりは小さめ

花もちっと小さめ
直径4センチ程度かなぁ

ツボミも小さくて
小さなツボミがモスで飾られているのが感動的です

このまま大事に大事にしまっておきたい
という気分になります

ツボミをむしって大事にしまっておいても
しなびちゃうし、花も見られませんから
この誘惑にはどうか打ち勝ってください

マイ・ローズの一本に
モス・ローズの超個性派「ウイッチモス」は
いかがでしょうか?

照り葉ノイバラ家系のランブラー・ローズは
だいたい香りは薄いです
しかし「ウイッチモス」は照り葉ノイバラ系なのに
香りがあります 

しなやかな枝に咲く可愛い可愛いバラに
香りとモスのおまけつき!

モス好き レア好きの方に
ご満足いただけると思います

「満足」なんて冷静な気分で
いられないほどになったら
どうぞご遠慮なく踊ってください

一人で踊りたくない? ご安心ください
長野の高原でも踊っています!


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2009年05月30日
ジャン・ボダーン
■憧れのバラ苗■ジャン・ボダーン 
                        めろめろモス・ローズ

090530JB.jpg


今 このバラにメロメロなんです
なんと愛らしく乙女チック!

画像ではわかりにくいかもしれませんが
外側の花弁は色も淡くて、半透明の感じ
まるでオーガンジー
全体はフルフル・ラブリー
妖精の翼か 
幼さを残す少女バレリーナのチュチュか

ARG(←アンティーク・ローズ・ガーデン)は
玄関でたらば、すぐにバラ・・・という毎日ですが
玄関出てから左に折れて、さらに左に折れて
次は右に曲がって、最後に左に折れて・・・という
バラ地帯もあります
なんと広大な!

いえ 折れるまでの距離がたいしたことないんで 
そんなに広大ではないです テヘ
それでも開花中のボダ〜ン嬢は
左にも右にも折れないで
すぐみえるところに置いています
「おはよう」の挨拶はこのバラです!

ヴィベールさん作出のモス・ローズ
ジャン・ボダーンさんは
16世紀フランスの政治思想家さん
「国富論」という書物を書き
「みんなもっと読め〜」と
ご自身でラテン語翻訳もしてしまったらしいです

ヨーロッパ各国ではラテン語バージョンから
さらに翻訳がされて、広く読まれた様子です

ジャン・ボダーンさんはフランスでの評価は高いが
イギリスではそうでもないときもあるということを知り
な〜るほどと思いました

ヴィベールさんはフランス大好き!イギリス大嫌い!
それでこの名を選んだのかも

090530JB-2.jpg


ヴィベールさんのモス・ローズ 返り咲き
それだけの情報で手に入れてみたバラです
花咲くたびにメロメロ
単純でないピンクにラブラブ
ボタン・アイにクラクラ
あ〜 会えてよかった〜〜〜と
感動・感動・また感動

葉っぱがダマスク・パーペチュアル風です
これは返り咲かない訳はない

そう思ったのですが
昨年の秋の花は確認できませんでした
咲いてないのを確認したわけではないのです
咲いたのは確認できてない
つまり返り咲きに関しては不明

普通ならば返り咲き性の確認ができるまで
苗は作らないのですが
春だけだっていいじゃん!!!!
こんなに可愛いのにぃぃぃぃ!!!!
という気分でフライングで苗作ってしまいました

フライング増殖 返り咲き未確認ですが
この可愛さには勝てませんでした
こんなにこんなに可愛いのに〜
ほとんどないんです 世界中に
いいのか! 嫌だよ!
残したいよぉ

マイ・ローズの1本に
『ジャン・ボダーン』はいかがでしょうか?
モスの魅力を堪能したあとは
フルフル・オーガンジーの花びらと
強いスイート・ダマスク香に酔いしれてください

【おわび】 めろめろ過ぎて文章がバラバラです
       え? いつもと同じ 
       う〜ん そうかもしれません(反省)


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2009年01月26日
ジェームズ・ヴィーチ 改訂版
■憧れのバラ苗■ジェームズ・ヴィーチ
       グレイ・パープルのポートランド・モス

James_Veitch16.jpg


グレイのかかるロイヤル・パープル
返り咲きするポートランド・モスです

茎からガクまでモス!モス!モス!

モスの色が明るい緑色なので
株全体がとても爽やかな印象です

咲き始めの花はコロンとカップ型
咲き進むとボタン・アイがでます

ロイヤル・パープルの花がだんだんと
グレイがかっていく姿が美しい!

花の直径は7、8センチ
樹高の目安は90センチ程度

『美しい花と香り・返り咲き・耐寒性』と
ポートランド系の美点をみんなそろえて
おまけにモスつき!

樹高90センチ程度なら
ベランダでの栽培もラクラクですよね

巨大化するバラはベランダではちょっと・・・
一季咲きのバラもこれまたちょっと・・・

小さめのモス・ローズならば
開花する前からたっぷり楽しめます

James_Veitch17.jpg


ジェームス・ヴィーチさんは
ヴィーチ・ナーサリーの2代目と3代目
初代ヴィーチさんが19世紀のはじめに
イギリスでナーサリー業を始めます

2代目の息子さんがジェームス・ヴィーチさん
そのお子様(3代目)もジェームス・ヴィーチさん

家族経営のナーサリーとしては
かなり大きなナーサリーだったそうです

まあ ここまでならば 
あ〜 そうですか級の情報でしかありませんが
3代目ジェームス・ヴィーチさんの息子さんがすごい!

プラント・ハンターとして日本に来ています
開国後に日本にやってきた
多くのプラント・ハンターの第一号

長崎から上陸して、横浜に向かい
函館にも足を伸ばしました

函館、横浜、長崎と戻って
日本の次はフィリピンへ
ランの花を求めて旅立っていったそうです


開国後一番乗りだけでもすごいですが
なんとなんと外国人として
日本の象徴である富士山登山を許可された
最初の二人のうちの一人

もう一人は英国公使館の責任者さんで
ヴィーチさんと一緒に富士登山を決行するために
ヴィーチさんのために即席の(つまりでっちあげの)
英国公使館の役職を作り出して
無事に許可を得たそうです


外国人の富士登山にはもちろん日本人の監視つき
勝手に歩き回れたわけではなかったのですが
プラント・ハンターの意地を見せ
道中で樹木の種子を採集したらしいです


その他ヴィーチさんが
ヨーロッパに紹介した日本の植物は
ヤマユリ、コブシ、モクレンなど


ヴィーチさんは日本語も多少はおできになった様子です
「日本の女性は内気ではない」という
感想を残しています

恐ろしげな雰囲気を漂わせている外国人だったら
当時の日本女性は、(今でもかな?)
こっそりひっこんでしまったでしょうから
きっと好感の持てる青年だったのでしょうね


四季咲き・返り咲きのバラには
東洋の遺伝子もタップリ含まれているのですが
なんとなくバラのイメージは西洋風

モス・ローズなんて、
さらに西洋のイメージが強いですが
あ〜 こんなプラント・ハンターさんがいたんだ〜〜〜
と思うとモス・ローズにも
なんとなく親しみを感じてしまいます

開国後日本上陸第一号!
富士登山第一号のヴィーチさん!


マイ・ローズの1本に
『ジェームス・ヴィーチ』はいかがでしょうか?

すでに富士登山を経験された方は是非!
いつかは富士登山をと夢みていらっしゃる方も是非!

富士山の見えるところにお住まいの方も是非是非!

富士山がどんな形の山かすでにご存知の皆様にも
是非育てていただきたいモス・ローズです


 
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