2010年01月31日
ラリー・ダニエルズ
■憧れのバラ苗■ラリー・ダニエルズ
                    バーバラ・ウオール枝変わり


ハイブリッド・パーペチュアル系オールド・ガーデン・ローズ
1995年 アメリカ


花の中から光を発しているのかなぁ?
そんな感じがするのです

『ラリー・ダニエルズ』が咲いているのは
すぐにわかります

ホワホワ〜ンとした色なのに
遠くからちゃんとわかります

ラベンダー色のツボミからラベンダー色の花♪
咲き進むとやわらかな明るいピンクに変わっていきます



超大型の花が次々とよく咲きます

咲く度に色や形が微妙に変わるので
次の花がとっても楽しみ

ボタン・アイが出ることもあるんです♪

大型のシュラブですが日照時間が少なめでも
栽培できます

暖かい地域ではつる薔薇としても
育てられると思います

香りは強いオールド・ローズ香
ちょっぴりフルーティーさもある香りです
花にウットリ 香りにウットリ



ファウンド・ローズ『バーバラ・ウオール』の
枝変わり品種です

忘れられても生き残った「ファウンド・ローズ」の性質を
持っているのでとても強健

鉢植えで完全に水を切らすということ以外は
枯れないのではないかと思えるくらいです

(お願い:わざわざ試さないでくださいね)


初出2006年9月14日
2006年にはこんな短い品種紹介文だったんだ!
と、ビックラコ
バラの紹介文としてはすでに十分長いともいえますが・・・



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2009年11月30日
プランス・カミュ・ド・ローアン
■憧れのバラ苗■プランス・カミュ・ド・ローアン
               絢爛強香ハイブリッド・パーペチュアル

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ローアンはブルゴーニュ出身の大貴族の家名です
17世紀には爵位のさらに上の位の「プランス」
にまで上りつめたそうです

歴史上一番有名なローアンさんは
やっぱりマリー・アントワネットの首飾り事件の
ローアン枢機卿でしょうねぇ


ブルボン朝以前のフランスを支配したヴァロア朝
その末裔ながら貧しい生活で育った
ジャンヌ・ド・ヴァロワ

ルイ15世の寵姫デュ・バリー夫人のために
用意された目もくらむダイヤモンド・ネックレス

ルイ15世亡き後
この高価な首飾りをアントワネットに
購入して欲しいと願う宝石商 

000Roses-1.jpg


ジャンヌ・ド・ヴァロワの策略で
ローアン枢機卿を巻き込み
首飾り事件が起こります

最後の錬金術師と呼ばれるカリオストロ伯爵も登場して
首飾り事件はドキドキハラハラ

うまくいくかにみえた策略も、ついに発覚し
ローアン枢機卿もジャンヌ・ド・ヴァロワも
カリオストロ伯爵も囚われの身

ジャンヌと伯爵はそれぞれ
身の潔白を主張する文書を書き上げ
これが大ベスト・セラー

ローアン枢機卿は裁判では無罪になりますが 
ルイ16世の指示で一年の半分が雪に
埋もれる地へと移動させられてしまいます 

000Roses-1.jpg


一番お気の毒だったのは
マリー・アントワネットかな?
直接関与していなかったのに
あ〜〜や〜〜し〜〜い〜と疑いの目でみられ
結局 この事件が後のフランス革命の
要因のひとつとなってしまったようです

よいのか? フランス史を揺るがした事件の
主要人物ローアン家の人物にバラを捧げて!

いいみたいです
『デュセス・ド・ローアン』という
麗しのバラもあります

ローアン家は歴史ある家系なので
あちこちに領地があり 
そして人物もいろいろ

『プランス・カミュ・ド・ローアン』と名のつく植物は
バラ以外にもあるんです
ツツジの仲間に一つ カエデの仲間に一つ
探せばもっとあるかもしれません

歴々と続く家系ならば植物好きの人物だって
いらっしゃいますよね♪

ローアンの家系に
カミュ・フィリップ・ジョゼフ・イデスバルという方が
いらっしゃいました

フランス中西部のモンバゾンと
ベルギー国境に近いブーヨンを領地とした
ローアン=ロシュフォール家の大公(プランス)
 
多分この方に捧げられたバラだと思います
お生まれは1800年 亡くなられたのは1892年
ご長命ですね この時代に! 

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さてさてローアン大公に捧げられたバラは・・・
花びらギュウギュウ詰めです
パープルの溶け込む魅惑の花色
単純に赤+パープルでないところがすごい

交配に使われたバラはパパ・ママともに
魅惑の濃い色バラです

パパバラ、ママバラに負けない色濃さで
しかも自分自身の個性もあり!
ウットリ・ウットリの魅惑の濃い濃い濃い色バラ
 
香りは強いオールド・ローズ香
この花色で香りがないと寂しいです

「でしょう? そうでしょう?」と言いながら
『プランス・カミュ・ド・ローアン』は
心に響く香りを発散してくれます

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全体の大きさはママバラの
『ジャイアン・デ・バタイユ』よりひとまわり大き目

パパバラ『ジェネラル・ジャクミノ』よりは
大分小さめ

ママバラ『ジャイアン・デ・バタイユ』に似たかな? 
プランス・カミュ!

トゲや葉っぱもママ似です

細かいトゲと中くらいのトゲのランダム配置

葉っぱはオリーブ・グリーンで途中まで丸く
先っぽに向かうと尖り気味
チャイナ・ローズの遺伝子ありでしょ〜 
という感じの葉っぱです

濃い色ハイブリッド・パーペチュアル
『プランス・カミュ・ド・ローアン』はいかがでしょうか?

シックな花色と濃厚な香りにうっとりクラクラ

花びらに残る朝露はダイヤモンドの輝きを
見せてくれるかもしれません

豪華絢爛・濃い色・強香バラのある暮らし
リッチな気分でくつろげそうです♪

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2009年11月13日
デュック・デ・ブラガンス
■憧れのバラ苗■デュック・デ・ブラガンス 
                        お〜あ〜ふ〜のHP

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お〜 この花びらの配置!
あ〜 この花色!
しかも しかも ここから花色は
ブルーがかかって紫っぽくなります
ふ〜〜〜〜
お〜 あ〜 ふ〜〜〜の
ハイブリッド・パーペチュアルなんです

これだけの花びらの配置
これだけの花色
しかもパープルがかる変身ぶり
花は春だけでもいい 一年待ちます
・・・と、思っていましたら
秋にも咲いてくれました
お〜 あ〜 ふ〜〜〜のあとに
びっくりバンザイ!

当地では、樹高は背丈より少し低いくらい
春の花は、かがんで鑑賞
秋の花は、目の高さより少し下でコンニチハ♪
超コンパクト・サイズのバラのように
秋花ドッサリンコとはいかないですが
秋にもお顔を拝見できるだけで感激です

しかたないですよね
バラさんが頑張って光合成しても
エネルギーの一部は枝にも行ってしまいます
エネルギーのほとんどを
花にまわせる訳ではない・・・
それでも咲いてくれるのがいとおしいです

葉っぱのフチが赤く彩られています
花のないときはこの赤い部分をみつめて
我慢しましょう

香りは濃厚ダマスク香
カップ型の花姿なので
ダマスクの香りがたちのぼってきます 
この花色には、この香り!!!と
満足感がこみ上げてきます

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発表 1886年
作出 フランス
ところでブラガンスさんてどなたでしょうか?

ポルトガルが王国だったとき
ブラガンサ王朝というのがあったらしいです

ポルトガル語読みでブラガンサ 
フランス語で読むとブラガンスかな?

ブラガンサ家のご祖先さまは
フランス王家のご先祖さまと血縁関係が
あるそうです
じゃあ、ルイ14世とか15世、16世と
ブラガンサ家はご親戚なのですね

ポルトガルの歴史ってややこしいです
スペインとは戦争しなきゃならないし
ナポレオンには攻め込まれるし
ハプスブルグ家に王位を奪われた時期もありましたっけ

20世紀には独裁政治
独裁者サラザール氏の退任後の首相がカエターノ氏
サラザールのあとにカエターノ  
去らざ〜る 変えた〜の  笑えますね〜 
これを笑えるのは日本人だけですから
大いに笑いましょうか?

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ブラガンスさんはどうなった?
あ はい このバラの作出年代から推察して
ミゲル2世さんかな?と思います
公爵さん(デュック)でしたし・・・

ブラガンサ家の公爵ミゲルさんは
フルネームがすごいです

ポルトガル語が読めないので
表記はあやしいのですが
ミゲル・マリア・カルロス・エジドウ・
コンスタンティーノ・ガブリエル・ラファエル・
ゴンザレス・フランシスコ・ド・パウラ・
エ・ド・アシス・ジャヌアリーオ・ド・ブラガンサ
これで一人のお名前!

ご自分でご自分の名前の中の順番を
忘れちゃったりしなかったでしょうか?

ポルトガル版の寿限無(じゅげむ)さんですね
寿限無さんは、落語の中の
登場人物だったと思いますが
ミゲルさんは実際に
このお名前だったのですからスゴイ!

宅急便を受け取るときにサインしようと思うと
文字数が多すぎて紙が真っ黒けになりそうです

ミゲルさんはポルトガルの
王位継承権をもつ立場にありながら
王様にはなれないままにその人生を
終えざるをえなかったそうです

哀しみの王位継承権者
その方に捧げるとしたら
やっぱりゴージャス・強香バラでなければ! 
お〜 あ〜 ふ〜〜〜のバラでなければ!

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遠くて近い国 ポルトガル

お菓子の金平糖もポルトガル語に
漢字を当てたものだそうです
織田信長は金平糖が気に入って
京都の菓子職人さんに
製造を命じたらしいです

鯖の押し寿司バッテラも
小船を意味するポルトガル語バッテーラ

カステラもポルトガル伝来
パンもボタンも
ポルトガル語由来だったと思います

遠くて近い国ポルトガルに思いをはせながら
『デュック・デ・ブラガンス』の花を
堪能するのはいかがでしょうか?

記憶力の限界に挑戦!という方は、ミゲル2世の
フルネーム暗記に取り組んでいただけます
 
バラもいいけど食欲も!という方は
カステラと金平糖とパンとバッテラを
一度にお口にいれて
バラのお手入れを楽しんでいただけます

記憶力の限界作戦も食欲作戦も
お断り!という方は
お〜 あ〜 ふ〜〜〜で
『デュック・デ・ブラガンス』を
心ゆくまでお楽しみくださいませ!



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