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■憧れのバラ苗■スベニール・ド・マルセル・プルースト 香り立つ愛の思い出シリーズ
デルバールさんのイエロー・ローズ
『ル・スベニール・ダムール・パルファン (香り立つ愛の思い出)』シリーズの作品です
透明感のある黄色がきれいです
香り立つ愛の思い出シリーズのバラですから 香りも素敵
1992年にイタリアのモンツァで 1995年にはフランスのナントで それぞれ香りの大賞を受賞しています
香りはフルーツ香
フルーツはフルーツでもシトラス系 レモンのようなライムのような・・・
もちろんバラの香りもしますから 甘いバラの香りとシトラス・フルーツのハーモニーを 楽しむことが出来るんです
受賞は香りの賞だけかって? いえいえ
1992年にはドイツのバーデン=バーデンで ゴールド・メダルを受賞しています
イタリア、フランス、ドイツと ヨーロッパ各国で認められたバラですね
樹高のめやすは約1メートル 樹形は直立性
花の重みで枝先がちょっとアーチングします
デルバールさんは『ハイブリッド・ティーです!』と おっしゃってるみたいですが
ARS(アメリカン・ローズ・ソサエティー)の分類は シュラブ
そうなんです 純粋のハイブリッド・ティーとは ちょっと違っています
パキ〜ンと直立! 花は空に向かって! というバラではありません
花型はコロリンの深いカップ咲き
秋には浅めのカップになって 中心にボタン・アイの出るときもあります
むか〜し むかし 黄色のバラに凝って 手に入る限りのイエロー系イングリッシュ・ローズを 買い求めたことがあります
ああ しかし 哀しいかな
初期のイエロー系ERは春以外は咲きにくい
温暖地に住んでいたせいもありますが 春は様々なイエローの饗宴を楽しんで その後は寂しい思いをしました
今はイエロー系ERも春以外にも よく咲く品種が揃っています
むか〜し むかしと違ってイエロー系ERで 秋に寂しい思いをすることはなくなりました
が、しかし あ〜 やっぱりこのバラも気になる
イングリッシュ・ローズにはないチャームを 持っていますよね
ああ フランスのバラ
交配に使われたバラがすべて 『ピース』関連のバラというのも気をそそられます
母方のお母さんバラは『ピース』そのものです
父方のバラも『ピース交配種』から 生まれたバラなんです
つまりすべてが『ピース』関連!
ここまで『ピース』にこだわったバラも 珍しいと思います
ガーデンにデルバールさんの イエロー・ローズはいかがでしょうか?
コロリンの花型にフランスの香りを乗せて 運んでくれます!
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■憧れのバラ苗■シャルトルーズ・ド・パルム 香りたつ愛の思い出シリーズ
イタリアが王国として統一されたのは 1861年です
それまではいくつかの王国や大公国 公国にわかれていました
パルムはイタリア統一前のひとつの公国の名前
『シャルトルーズ・ド・パルム』は パルムを舞台としたスタンダールの小説
ナポレオンがオーストリアの支配下にあった 北イタリアを解放し やがてワーテルローの戦いで敗れる
そんな時代のイタリアで 若き貴族ファブリス・デル・ドンゴが 恋と波乱の人生を送る・・・そんな筋書きです
日本では『パルムの僧院』と訳されていますよね
英語訳の題名は 『ザ・チャーターハウス・オヴ・パーマ』だそうです
シャルトルーズもチャーターハウスも 辞書を引くと カルトゥジオ会修道院と出てきます
主人公のファブリスは出世して 大司教補佐になったそうですから この修道会に属していたのでしょう
カルトゥジオ修道会は『世俗を離れて 隠修士の生活を実践する修道会』だそうです
一週間に一度4時間の散歩があって そのときにはおしゃべりをしていい ・・・ということですから ひたすら沈黙を守る修道生活ですね
そのカルトゥジオ修道会のフランス本院では 超高級リキュールを作っています
20世紀の後期からは実際の製造は 民間の企業に委託されたそうですが 製法を知っているのは今も修道会の 3人の修道士だけ
修道院で超高級リキュール???
飲んで楽しむものとしてではなく 不老不死の薬として開発されたみたいです
その名はズバリ『シャルトルーズ』!
このリキュールの色から 『シャルトルーズ』という単語が 『黄色がかった薄い緑色』を 意味することもあります
アルコール飲料にお詳しい方は 『シャルトルーズ・ド・パルム』と聞いて 上記の色を思い浮かべられたかもしれません
ところがところが デルバールさんの『シャルトルーズ・ド・パルム』は この花色!
ヴァイオレットとパープルに ちょっぴりピンクを溶け込ませて 美しく仕上げましたという花色です
かつてのイタリアでは身分が高かったり 学問を修めたりした若者は
通常の司祭とは別の身分である 僧正になれたのだそうです
この地位の象徴が紫の靴下
紫の靴下はキリスト教の 指導的地位にあることと同時に
身分の高いこと・学識のあることを 象徴していたのでしょうね
『シャルトルーズ・ド・パルム』の花は バイオレット系
直径10センチを超える大輪
大輪の花からモダン・ダマスクの香りが漂います
ちょっと丸めの革質の葉っぱ 病気を寄せ付けないぞ!と言っている感じ
トゲはまばらです 一節に1個か2個程度 扱いやすいバラですよ!と主張しているのかな?
樹高のめやすはおよそ1.2メートル 半横張りのシュラブ樹形
育てやすくて扱いやすい麗しのバラをお探しの方 『シャルトルーズ・ド・パルム』はいかがでしょうか?
統一前のイタリア ナポレオンの繁栄と没落 厳しい戒律に従って生活する修道士 不老不死の妙薬・・・
な〜んかいろいろなものを思い浮かべながら 育てることのできる楽しいバラです!
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■憧れのバラ苗■スベニール・ド・ルイ・アマード シャンソン詩人に捧げるバラ
ルイ・アマードさんはシャンソンの詩を書く 詩人さんだったそうです
ジルベール・ベコーさんの『バラは憧れ』 という曲の詩が有名だそうです
エディット・ピアフさんが この二人を引き合わせたそうです
・・・そうです ・・・そうです ・・・そうですの 文末が連続です
シャンソンのことはあまりわかりません
でもフランス好きの人から ちょっと面白いエピソードを聞きました
ルイ・アマードさんは詩人でしたが同時に パリ警察の総監でもいらっしゃったそうです
警察の偉い人がシャンソンの詩を書く!
あ〜 フランスですねぇ
しかも『バラは憧れ』という歌詞の 生まれたいきさつがこれまたフレンチ♪
警視総監であったルイ・アマードさんを 乗せた車がちょっとした接触事故を起こしました
バラが道路に飛び出してしまった ・・・ということですから道路わきの花屋さんを かすめてしまったのでしょうか?
で、飛び出してしまったバラを 交通整理をしていたおまわりさんが拾い上げ おまわりさんはバラで交通整理をした!
なんとまあ おしゃれなおまわりさん♪
そのときルイ・アマードさんの車に同乗していた人が 『この交通整理で違反するような人間は許さんぞ〜』 みたいなことを言ったそうです
アマードさんのお返事は 『確かにね でも大切なものはバラなんだよ』
これが警視総監の言葉でしょうか!
しかもアマードさんは『大切なものはバラなんだよ』 という自分自身の言葉にインスピレーションを感じ
そのまま歌詞にして『バラは憧れ』という詩を 書き上げたそうです
あ〜 どこまでもフレンチ♪
『バラは憧れ』ではなくて 『フランスに憧れ』になっちゃいますよね〜
パリ警察の総監そしてシャンソンの詩人であった ルイ・アマードさんに捧げられたバラは ふんわりピンクのふわふわローズ
データー・ベースでは ピンク&ホワイトの花となっていますし
画像でも花弁の縁が濃いピンク色の ピコティー風のものを見かけるのですが
残念ながら現在までに 手元で咲いてくれたのはこんな感じ
2000年発表の新しい品種で我が家にやってきて それほど時間が経っていないので
これからピンク&ホワイトの ピコティー・フラワーを見せてくれるのかなと 期待しているところです
樹高1メートル程度のコンパクトな ブッシュ・タイプのバラ
香りはミルラ・ベースの甘い香り
かなり低い位置でもツボミがつくので 花つきはよさそうです
『大切なものはバラなんだ』とルイ・アマードさんが おっしゃってることですし
ちょっと画像と違う花が咲いても ゆっくり見てみるのも大切なのかな?と 思っているところです
この品種は『ル・スベニール・ダムール・パルファム』 (香りたつ愛の思い出)シリーズのバラでは ないらしいですが
デルバールさんのバラなので 『ル・スベニール・ダムール・パルファム』と 一緒に紹介します
警視総監に逮捕される ・・・なんてことはないでしょう!
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