2010年05月27日
プシュケ
■憧れのバラ苗■プシュケ
           エレガント・キュートのつるバラ

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ハイブリッド・ムルチフローラ
1898年、イギリス


ホワイト&ピンクの花色が可愛いです
ラベンダーのかかったピンク色

上質のピンクの染料に
上質の薄墨を溶かし込んだら
こんな色が出るでしょうか?

ホワイト&ピンクのバランスが一定ではないので
花開くたびにワクワクしてしまいます

中心の小さな花びらが折りたたまれるときがあります
これがウワサのボタン・アイ!

花の直径は5,6cm
香りはスミレの花のようです
樹高のめやすは4メートル程度

 
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プシュケはギリシア・ローマの神話の登場人物
もともとはある国の王女さまでした

プシュケがあまりにも美しくて
人々がほめたたえるので
美の女神ヴィーナスは面白くありません

息子のキューピッドに
「変なヤツと恋に落ちるようにせよ」と
変な命令を出します

プシュケと登場するときのキューピッドは若き美青年
お母様の命令を実行しようとした
美青年キューピッドくん

恋の矢でプシュケを射たところまではよかったのですが
自分の身体も恋の矢で傷つけてしまいました

おお これではプシュケとキューピッドが
恋に落ちてしまう・・・

この後、二人の間に「美女と野獣」「ツルの恩返し」
「ハリー・ポッター」「パンドラの箱」が
組み合わさったような運命が待ち受けますが
最後には、プシュケは神となり
キューピッドの奥様となります
めでたし めでたし

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美の女神ヴィーナスをいらだたせるほどの
美貌の持ち主だったプシュケ

欧米のバラの育種家さんは
とびっきりの美しさのバラには
『プシュケ』とつけたい!と
考えていたかもしれません

この品種以外にも
ガリカ系やハイブリッド・パーペチュアル系などで
『プシュケ』という名前のバラがありました

これらは、もはや
失われたしまったかもしれない『プシュケ』たち

この『プシュケ』も
あっちにもこっちにもあるという訳ではないですが
とりあえず失われないで生き残っています

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生き残り『プシュケ』は
野イバラの遺伝子を持っています

しなやかな柔らかい茎です
房咲きになります
やや遅咲きの一季咲き

マイ・ローズの一本に『プシュケ』はいかがでしょうか?
春のバラ大爆発開花のあとを
この優しい雰囲気の花が彩ってくれるのも嬉しいです

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2009年11月10日
ドナウ!
■憧れのバラ苗■ドナウ! 
             ブルー系ランブラー・ローズ

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品種名に、びっくりマークつきなんです
『ドナウ』ではなくて『ドナウ!』

それで興味を持ちました(←ものずきん)
もちろん、びっくりマークがついてても
ハテナマークがついてても
もしかして○×△×@**などと
品種名についていても
好きになれないバラならスルーします
(↑当たり前?)

「え? ビックリマークつき? どれどれ?」と検分して
よさそうだよ〜 見たいよ〜と
お迎えしてみたのです


手元においてみて
しっかりとお気に入りになりました

ツボミの形が可愛いんです 
真上から見るとお菓子みたいです

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ガクがはがれて、色づいてくると 
おおおお その優美な色!

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このツボミから花開く花は・・・
パープル系? バイオレット系? モーヴ系? 
言葉で表しきれない色合いです

花型もかわいいです
咲き始めはゆるいロゼット咲き
ポンポン咲きに変化します

直径3センチ程度の小輪です
小さいねぇ 可愛いねぇと
声をかけたくなります

開ききっても可愛いです
ちょこと白いお化粧
真ん中には黄金のしべ

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開ききる前の画像は???
ひたすらボ〜ッとみつめてて撮るの忘れてました
すみません

ここからさらに淡く変身して
ほんわかラベンダーに変わるときもあります
その淡い色もこれまたチャーミング

香りもいいのです
バリバリ強香ではないのですが
なんともいえない優しい香りが漂います

野イバラの香りを甘くしたような香り
スズランの香りにも似てるかも・・・


青系の遺伝子はお母さんバラから来ているみたいです
今はもう失われたとされている
ブルー系のポートランド・ローズもご先祖さまです

つる性の遺伝子はお父さんバラ由来かな
ロサ・ウイックライアーナ・・・照り葉ノイバラ系の
園芸種なのです

葉っぱはパパ似のつやつや照り葉
ほっそり系の形
ほっそり葉っぱに小輪の花
可愛い花が房を作って咲いてくれます

満開になると
う〜んとうなってしまいます

そして心に響いてくるのは
「美しき青きドナウ」の曲
ティティラタッタ タッタ タッタ 
ティティラタッタ タッタ タッタ〜〜
ワルツ踊っちゃいましょうか?


オーストリア生まれのバラだそうです
作出者さんのナーサリーは
ドナウ河に面しているのだそうです

どうでもいいようなことですけれど
なんとなく嬉しくなってしまいました

ウイーンには、おいしいおいしいスイーツのお店が
たくさんたくさんあるそうですね

満開の『ドナウ!』で小さなコサージュを作り
感動のスイーツを提供してくださったお店で
『ドナウ!』のコサージュを贈呈♪

『ドナウ!』の花を見ていると
そんな夢までふくらみます

コサージュ作って、空港まで行って
オーストリアにたどり着いて
そこから空港で植物検疫を受けて
スイーツのお店まで花がもつのか?

う〜む しおれてきたら真剣に乾かして
ドライフラワーで贈呈!

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しなやかな枝のつるバラです
トゲも少なめ 
たまにあっても、ちっちゃいトゲです

「どうぞ思い通りの風景をおつくりください」と
言ってくれているのかな?

ただし、花は小さいのですが
全体の大きさは小さくないです

気候温暖ならば、かなり伸びると思います

どうしても小さいバラが必要な場合は
この品種はスルーしていただくほうが無難かもしれません

花もちょっと似ていて、香りもなんとなく似ていて
コンパクト・サイズの『ヴィニヤード・ソング』
というバラもあります
こちらは残念ながらびっくりマークがついていませんが・・・

あちこちにある色合いではない
『ドナウ!』いかがでしょうか?

うっとりと花色に酔い、うっとりと香りに酔う

開花の時期が遅めなので
他のバラがひと休みしているときに
満開の花を楽しめます

「あら 今頃バラが  それに変わった色ですねぇ」と
声をかけてくださる方がいらっしゃったら
「ドナウぅぅぅぅ!!!!」と、叫ぶことも
できちゃいます


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こちらは『ヴィニヤード・ソング』の花です
『ドナウ!』もこんな色で咲くときも
あります
四季咲き・コンパクト
『ドナウ!』のそばに
『ヴィニヤード・ソング』という組み合わせも
面白いかもしれません

 
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