2010年05月28日
キューピッド
■憧れのバラ苗■キューピッド 
                          ラブリーつるバラ


100528C.jpg

クライミング・ハイブリッドティー
1914年 イギリス

ツボミの形が面白いです

まだ小さいときは
普通のツボミのように見えます
だんだん細く だんだん長くなっていきます

「な な な な 長くないかい?」と驚くころに
花びらが見えてきます

フレッシュ・オレンジに
生クリームの色を混ぜ込んだような色

そして花開くと・・・
花びらはピンク
淡〜く優しいピンク色

中心はやや濃い目
それでも淡く優しいピンク
花びらの端っこは淡い淡〜い色
 
花開く直前に、美の妖精たちが
「急げ! 急げ! もっと綺麗に!」と
せっせと色づけたのかもしれません

100528C-Bud-1.jpg

花びらのほどけ方も面白いです

「きちんと綺麗な色になってからでないと開きません!」 
と決意しているみたいなんです

準備が整い開きはじめても
ツボミと全開の途中で
クルリンと巻いたような状態が続きます
クルリンがほどけるとカップ型の花

カップ型からさらに開いてくると
「おしべはちょっと隠しちゃおっかな?」
と言って花びらで隠したりします

この花姿ですがハイブリッド・ティー

フワリとした花びらはキューピッドの背の
翼のイメージでしょうか?

100528C-Bud-2_1.jpg

直径10cmを超える大輪の花
花びらはクレープ・ペーパーのような質感です
クシュクシュ〜ンとしわ入り♪

ヒアシンスのような爽やか系の香りがあります
花のあとにはヒップも楽しめます

つる性の成長をするハイブリッド・ティー
茎は太めです

樹高のめやすは5メートル程度
寒冷気候の地域だと伸びずにコンモリ樹形です

葉っぱは、ちょっぴりツヤあり
葉の色は明るめのオリーブ・グリーン

100528C-Bud-3.jpg

ロマンチックな雰囲気を愛する方に
育てていただきたい品種です

ツボミが細長く伸びていく姿や
開きかけの花姿、全開状態の花姿に
ウットリしていただけると思います

若々しいトゲはツボミと全開の花の
中間くらいの色です

花のない時期はトゲにまで
ウットリできるバラなのですよ!


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2007年09月24日
ローズ・マリー・ヴィオー
■憧れのバラ苗■ローズ・マリー・ヴィオー
                青〜いつるバラ

Rose_Marie_Viaud1.jpg


青〜いつるバラ『ファイルヘンブラウ』は
皆様ご存知でしょう?

『ファイルヘンブラウ』には別名が
色々あるのですが

『ブルー・ランブラー』『ブルー・ロザリー』
『バイオレット・ブルー』と
ともかく青いぞ!青いぞ!という名前ばかり

その青いぞ!青いぞ!つるバラの
『ファイルヘンブラウ』から
この『ローズ・マリー・ヴィオー』が生まれました

『ファイルヘンブラウ』より花びらが
うんと多くなったんです!

花びらの数が多くてロゼット咲きに近い花が咲きます

花色は『ファイルヘンヴラウ』より
もっと青味が強くて
グレーの混じるバイオレット・カラー

咲き進むとグレイが強くなってやがて
モーブ色(青紫)に変わって行きます

ほとんどトゲなし
つるもしなやか

細長い明るいミドリの葉っぱで
花のないときにも美しい!

あるとき、ある場所で
ポール仕立てで『ファイルヘンブラウ』と
『ローズ・マリー・ヴィオー』を一緒に
植えてあるのを見て
『おぉぉぉぉ〜!』と感動したことがあります

それはそれは美しい姿でございました♪

『ファイルヘンブラウ』は世界中で
たくさんのナーサリーが作っているのですが
『ローズ・マリー・ヴィオー』は
ほとんど作られていません

『ファイルヘンブラウ』と『ローズ・マリー・ヴィオー』は
おんなじ数だけ作って欲しいなぁと
ポールを見つめながら思ったことでした

世界ではあまり作られていなくても
日本ではちゃんと手に入る
『ローズ・マリー・ヴィオー』

ムルチフローラ(日本の野イバラ)の交配種なので
育てやすいです

標高1500メートル 
最低気温マイナス15℃程度の当地でも
平気で越冬して年々ワシワシ茂っています

ガーデンに青〜いつるバラいかがでしょうか?

遅咲き品種なので
春のバラのピークが過ぎたガーデンを
綺麗に彩ってくれます!  



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2007年06月22日
ラ・フォレット
■憧れのバラ苗■ラ・フォレット
                                           温暖地向け常緑つるバラ

La_Forette7.JPG


冬でも緑のまま茂る常緑のつるバラです

花はボッテリとオールド・ローズの雰囲気

南フランスやカリフォルニアで
人気の高い品種だそうです

グラハム・トーマスさんの解説によりますと
『ローズ・ピンクとクリーム、
裏弁は濃いコッパー・サーモン・ピンクからクリムゾン』

グラハムさんの花色の解説はいつも的確かつ簡潔です

短くてきちっと必要な部分を押さえている

グラハムさんは情熱だけでな
文章表現力もあったのでオールド・ローズの復活を
可能にしたのだなと感じます

ここからはアンティーク・ローズ・ガーデンのオリジナル解説

ちょっと『マダム・ロンバール』の花に似ています
(↑説明になってない?)

ティー・ローズなのにボッテリ咲きのロンバール似
(↑ますます意味不明?)

お父さんバラが公表されていないのですが
もしかしたら『マダム・ロンバール』そのものが
お父さんバラではないかと疑っています

お母さんバラは『ロサ・ギガンティア』

『ロサ・ギガンティア』は野生のバラの中で
最大級の花を咲かせます

このバラを交配親に使えば大輪のバラが作れる!
『ロサ・ギガンティア』を見た人はそう考えたそうです
 
キリキリと中心の高い剣弁高芯の花は花びら
(特に中心の花びら)が大きくないと
ああいう形にはなれません

キリキリバラはご先祖さまにギガンティアあり

La_Forette5.JPG


ギガンティアのヨーロッパへの伝来は1896年です

おっや〜〜 キリキリ系代表選手の
ハイブリッド・ティーの誕生が1867年

ギガンティアの方が遅いぞ・・・

実はギガンティアはちょっと変装して
ヨーロッパに入っていたのです

ギガンティアとチャイナの交配種の形で1810年に到着!
このバラからティー・ローズが生まれます

『ロサ・ギガンティア』が大きいのは花だけではありません
つるの伸びがすごい

ティー・ローズはコンパクト・サイズの
チャイナ系の遺伝子が入っているので
ジャイアント・サイズにはなりませんでしたが
『ロサ・ギガンティア』から直接生まれたバラは大きいです

『ラ・フォレット』も良く伸びます

データーによりますと5〜6メートル
最大で10メートルも伸びるそうです

花も大きい つるも長い しかも常緑

『ロサ・ギガンティア』の特徴そのままの
細長い7枚葉が個性的なバラです

ちょっと普通のバラでは物足りなくなったら
『ラ・フォレット』はいかがですか?

巨大な壁面によいかも
・・・というか無霜地帯以外では
霜のあたらない南向きの壁面でないと
真冬に葉っぱが傷みます

寒いのは大嫌い!

寒冷地のバラ屋がどうしてそんなバラを仕入れたのか?

頼んでないんです 
頼んでないのにわざわざ海を渡ってやってきたんです

常緑の7枚葉はおもしろいじゃん♪

『ロサ・ギガンティア』は5枚花びらの白いバラなのに
こんなボッテリ花に生まれ変わったなんてスゴイじゃん♪
と浮かれていたのですが

おもしろくてすごくても需要があるんかいな?

今ヒシヒシと感じているところです

常緑のつるバラをお探しの方〜〜〜〜
ティー・フレグランスの『ラ・フォレット』は
いかがですか〜〜〜〜〜

南仏風のガーデン カリフォルニア風のガーデンを
演出できますよ〜〜〜〜



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