2007年05月23日
お奨め散水器具
バラの水やりの道具は何をお使いですか?
 
一鉢、二鉢くらいならジョウロもありでしょうが
たいていホースですよね

で、そのホースの先端は?

シャワーのように水の出る器具が普通でしょうか?

水の出方がシャワー、ジョウロ、霧、ジェットなどと
切り替えられるもの

でも鉢栽培の場合
これで水やりしていると肝心の鉢の中にちゃんと
水が入らないということが起こりませんか?

なんだか水が鉢の外側でシャワシャワ〜と言ってて
水を出している割にはウオーター・スペースに
水がたまらない

そういう悩みをお持ちでしたら
ロング・ノズルをお奨めします

先端からシャワー状に水が出るのは同じですが
手元から先っぽまでの首の部分の長いもの

これだとバラの株元だけに
しっかり水やりすることができます

小さめの鉢でもかがみこむ必要がありません
奥にある鉢への水やりも楽です

普通に水やりするときも腕は腰の横
腕を伸ばさなくていいのがラクチンです

楽々ロング・ノズルですが問題点もあり

重いものだと疲れます

シャワー・ヘッドが大きくて先っぽが重いものは
より一層疲れます

新しく購入されるときには
売り場でちょっと試してみたほうがいいと思います

最近は家庭園芸用の軽量のロング・ノズルも
あります

手元で水量を調節できるものが便利ですよ

Nozzle.JPG

がっしりタイプのものから
最近これにかえました
超軽量で使いやすいです
問題は耐久性かな?


アンティーク・ローズ・ガーデン
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2007年05月02日
コスモス蹴って園芸上手
ある人が ある日
コスモスを蹴っ飛ばしてしまって
その後 園芸上手になったそうです

コスモスは種から育てたもので
プランター植え

庭中の植物全部に十分に水やりを済ませた後
うっかりとコスモスのプランターを蹴っ飛ばして
しまいました

種から育てていたので根っこバンバン

プランターの形のまま
土とコスモスが抜けてしまいました

あわてて元に戻そうとしてビックラコ!

十分に水やりしたつもりなのに
土は半分も濡れていない

その後コスモス蹴っ飛ばしの人は
水やり上手になり

結果として
園芸全般も上手になったということです

メデタシ メデタシ

これは試してみる価値がありそうです

プランターにコスモスの種をまいて
根っこバンバンになるのを待つ・・・
のではなく

今から中の植物をすっかり入れかえま〜す
というプランターや鉢に

もう一回だけ、いつもと同じように
水やりしてみるのです

ピークを過ぎたパンジーをやめて
夏の草花に入れ替えるプランターなんか
最適ですね

いつもと同じように水やりをした後で
ボコンと土ごと抜いてみる

水が十分いきわたっていたら
今まで通りの水やりで

表面だけしか濡れていない様だったら
これからはもっとしっかりと

コスモス蹴っ飛ばしの人は
半分も水のしみこんでいない土の塊を見て
しばしボーゼンとしたそうです

でも自分の目でしっかりみる機会があったのは
よかった・・・そうです

どうせ抜くんだから〜と水をケチったり
いつもより格別ていねいに水やりしたりは
ダメだと思います

しかしなんとなく加減してしまいそう

心を強く引き締めるか
うっかり蹴っ飛ばすのを待つか
悩ましいですねぇ

 
2007年04月26日
早朝の水やり
葉っぱに直射日光が当たる前に
水やりすると
鉢バラでも一日一回の水やりで済みます

真夏でも一日一回!

そりゃあ あなた 長野の高原でのお話でしょ?
・・・と思われるかも知れませんが
阪神間に居住しているときから経験済みなんですよ

これを教えてくださったのは園芸研究家の肥田先生

肥田先生はバラとランがご専門で
阪神間のあちこちで園芸相談をしておられました

バラとランの専門家の先生に
『温室がないからランはできません』
『難しそうだからバラもやりません』なんて宣言する
とんでもない生徒でした

ランに関しては温室がないということで
納得していただけたのですが
バラに関しては
『楽しいよ ちゃんと教えるよ』とかなり奨められました

しかし本格的にバラに取り組みだす前に
先生は突然亡くなられました

園芸研究家としてはあまりに早い60代

生前に『ジャズでも流して陽気にやって』と
おっしゃってたそうで
葬儀会場にはジャズが流れ
2月の末だと言うのに祭壇はバラとランだけで
埋め尽くされていました

今となっては
『なぜ葉っぱに直射日光の当たる前』だと
一日一回の水やりですむのかを
先生にお尋ねすることはできません

で、理由はわからないのですが
ともかく葉っぱに直射日光の当たる前にやれば
一日もちます

現在は仕事ですから夜明け前に起きて
直射日光のあたるのが早い場所から水やりを
しています

でも園芸がただの趣味のときも
頑張っていました!

お日様と競争しながらの水やり!

暑い暑い阪神間の住宅街のど真ん中でも
真夏に水やり一回!

ゴールデン・ウイークごろから一日一回で鍛えます

バラのためにワザワザ早起きするのは大変ですから
早〜く起きていらっしゃるのに
水やりの時間を遅らせていらっしゃる方に
お試しいただきたいです

Takao2.jpg

画像は肥田先生遺愛のバラ『高雄』
(1975年 岡本勘治郎作出)

肥田先生の口癖は『かなんな〜』
かなわんな〜の関西弁です

え〜 結局バラやってるの?
奨めたときはやらんかったのに
かなんな〜

先生の声が天国から響いてきます