花の世界の女王とほめ称えられているバラ
女王様のお好きなものは
☆お日様
☆水
☆風
☆有機物
☆肥料
まずお日様の話
バラの葉っぱは光合成の能力が
それほど高くないそうです
3枚、5枚、7枚・・・と分かれた葉っぱが
実は全体で一つの葉っぱ
すきまがあいている分だけ
光合成の効率が悪いのでしょうか?
一日に5,6時間はお日様を浴びたいみたいです
真っ赤なバラは特にお日様大好き
でも夕日までガンガンあたると焦げてしまいます
白いバラはお日様少なめでも栽培可能です
日当たりを考えて品種を選ぶといいですね
水の話
水が好きといっても
いつもいつも根っこが濡れているのが
よいわけではありません
与えるときにはタップリと!
ビールをおいしく飲むときの感じかな
いくらビールが好きでも
ず〜っと飲みっぱなしはちょっとねぇ
いざ飲むぞというときにも
スプーンですくって1サジ2サジと飲んでも
おいしくないです
ううビールが飲みたい!
グビグビグビ プハ〜
この方がおいしそうでしょ?
バラの水やりもこの要領で!
ずっとビタビタ ⇒ ×
ちょっぴりチョロチョロだけ与える ⇒ ×
ビールの『グビグビグビ プハ〜』の感じで
たっぷりと与える ⇒ ◎
当然のことではありますが
ビールは口に入れて喉を通って
胃袋に届いてこそ
ビールを飲んだという価値があります
バラを満足させるためには
バラがその水を吸収できるように
根っこに届くように与えましょう〜〜〜
特に鉢バラを大きめの鉢に植えつけたとき
サラ〜と水やりをすると
肝心の根っこの部分には水がいきわたらず
周囲のまだ根のない部分だけを通過します
ビヤ・ガーデンでお隣のテーブルの人が
ビールを飲む姿をただ見つめているだけ状態
これはつらい!
私にも飲ませてくれ〜という根鉢の叫び声が
聞こえそうです
風の話
葉っぱがちぎれそうになるほどの
強風が好きというわけではありません
葉っぱの間を心地よく風が通るくらいが
いいですねぇ
葉っぱは混み混み
枝は交差しまくりでは風通しが悪くなります
株の真ん中あたりに折れた枝がぶら下がっている
・・・なんていうのも困ります
そういう枝は季節に関係なく見つけ次第
切り取ってあげましょう
いつも手元に剪定ばさみを用意しておくと便利ですね
有機物の話
堆肥や腐葉土、ピート・モスなどを植え穴や鉢土に
加えてあげましょう
使用する量のめやすは土全体の3割程度
有機物の混入で水はけが悪くなっては困るので
粉状パーライトや川砂などの粒子の細かいものも
同時に加えるのがお奨めです
地植えの場合は穴を深くして
根っこが直接触れないように間土をいれて
いろいろな有機物を使うという手もあります
3月23日の『植え穴にロバ』
http://antiquerosegarden.dreamblog.jp/22/52/
もご参考になさってください
肥料の話
さる高名なバラ育種家の先生に
家庭栽培のバラが花つきが悪い理由を
お伺いしましたら
お答えはきっぱりと『えさがたりない!』
生育期間中は肥料が切れないようにご用心!
ちゃんと油かすをやってるのに
思うように咲かないという悩みを何度か聞きました
油かすだけではねぇ・・・
窒素分だけでなくリン酸・カリも必要です
バラ用の肥料を使うのも手ですね
窒素・リン酸・カリ以外にも必要な栄養分がありますが
用土に有機物を入れてあればだいたいOKです
その他にバラの好きなもの
『わ〜 きれい』『きゃ〜 咲いたわ』という賞賛の声
育てている人だけでなくご近所の方やお友達や
パソコンの向こう側の人々の感嘆の声を
バラはちゃ〜んと聞いているように思います
お日様・水やり・風とおし・有機物・肥料の
すべてがばっちりなのに
パーフォーマンスがイマイチだったら
もっと賞賛の声を浴びせてあげるのはどうですか?
花の世界の女王様にご機嫌うるわしく
お過ごしいただくためには
どうしても必要な日光や水や風や肥料だけでは
十分ではないように思います
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