2007年11月01日
ゲンコツ剪定とHTの特性
『ゲンコツ剪定』をご存知ですか?

冬の剪定で枝をすべて切り落として
クラウンだけ残す剪定法です

『ゲンコツ』という言葉はどなたかの
創作かと思っていましたら

バラ会の会報の中にこの単語をみつけて
ビックラコ!

バラ会の会報にも登場する正式用語だったとは!

コンテストに参加なさる方は
残しても意味のない枝は切りとって
しまうみたいです

意味がないと言っても
コンテスト用としては意味がない枝
ですが・・・

『ゲンコツ剪定』は普通は真冬しかやりません

バラ会の方が行ってもそのまま
シュートが出ずにお亡くなりになる場合も
あるそうです

しなくてよければしないほうが安全かな?

このあたりまではバラ会の会報からの
ご報告

寒冷地だと選択の余地なしで
春先に『ゲンコツ』になってしまうことが
あります

切り口を見ながら枝を切っていくと
どこまでもどこまでも中心が茶色で

さらに切って切って
やっとこさっとこクラウンだけが残りました〜
トホホのホ

ここらあたりは実体験からの悲痛な叫びです

え〜 ここから話が発展します

『ハイブリッド・ティーはクラウンに養分をためる』
『この養分貯蔵法は特殊なものである』

ハイブリッド・ティーは強剪定OKです

根っこもバシバシ剪定する方もいらっしゃいます
長さも切り詰め、髪の毛より細い根はしごき取る

上も切ってOK 下も切ってOKなら
残るはクラウン

ハイブリッド・ティーはクラウンに養分をためて
それを爆発させるように
太い枝を出し、大きな花を咲かせる

剣弁高芯の花姿だけでなく
この養分貯蔵法が画期的だったので
ハイブリッド・ティーは新しい系統として
認められた

それがどうした?

ハイブリッド・ティーはバラ全体の中では
特殊な存在であることを
考えに入れておけば
バラ栽培の失敗が減る!

おまけ

この項を書くにあたって
日本のバラ研究第一人者の
小山内健先生に検証をしていただきました

『ハイブリッド・ティーはクラウンに養分をためる』

『養分貯蔵法が画期的だったのでHTは
新しい系統として認められた』

ふたつとも承認されました ホクホク

ついでにもっとホクホク

一を聞いて十を知るという言葉が
ありますが
小山内先生は
一を聞くと百教えてくださる!

その小山内語録をブログにアップしても
よいという承認もいただいたのです♪

今までも一つ一つ承諾を得てから
小山内語録のご紹介はしてきましたが

今後は新しいカテゴリーを作って
小山内語録をドンドンご紹介いたしましょう!

タイトルは
『小山内先生かく語りき』なんて
どうでしょうか?

ニーチェの『ツァラトゥストラはかく語りき』に
あやかって・・・

ソクラテスの方がいいかな?
プラトン? サルトル?
 
え? タイトルなんかどうでもいいから
早く書け?

はい! がんばります!

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