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昔々 ハイブリッド・ティー全盛の頃には 鉢バラは冬に根を洗って土を全部落とす という主義の人も多かったです
根っこを洗うので『根洗い』です
時移り 最近は『根洗い厳禁』の情報の方が 優勢です
根なんか洗っちゃいかん! 根に傷がついて病気になる! 下手すると枯れる!
アレレ どうしてこんなに 変わっちゃったのかいな?と ちょっと不思議
根を洗わないと良い花が咲かない!から 根を洗うなんてとんでもない!へと すっかり変わってしまっています
ハイブリッド・ティー系のバラをドカンと 見事に咲かせる以外は 根洗いは必要ない・・・くらいで止まらずに 絶対ダメ!になっちゃったんです
ARS(アメリカン・ローズ・ソサエティ)の会報で 根を洗う人もいるという記事を読んだことが ありますから 日本独自の手法というわけでもないみたいです
さてさて実際問題として 根を洗うのがよいことなのか? 悪いことなのか?
問題は根洗いのやり方かなぁ
根洗いせずに 鉢土の一部だけ取り替える方法でも 根っこは切れます
表面を削って『なで肩』にして 周囲も削って 鉢底の部分はハサミでジョキジョキ
切れまくりでしょ?
手際よくやれば根洗いの方が 根っこは切れないと思います
植え付けが難しい?
そうですね 根っこが濡れた状態でキチンと土を 入れるのは根鉢を残して土替えするよりは 難しいです
新しい土もたくさん必要です
でも根洗いも植えつけもうまく行けば 鉢の中の土は全部サラッピン♪
鉢の中に潜むコガネムシ幼虫なども 発見できます
根を洗わないと良い花が咲かない!ってことも ないです
根を洗うなんてとんでもない!ってこともないです 生育中のホクシャの根を洗って新しい土に 植え替えたことがありますが バリバリ元気で現在開花中です
結局どっちなんだ〜〜〜????
普通はやりません
なぜだ? 寒いからだ!
つまらない結論ですみません
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鉢バラの土替えの手順です
1) 新しい土を準備する 2) 鉢からバラを抜く 3) 鉢土を落とす 4) 新しい土で植える 5) 水やりをする
新しい土のブレンド例と混ぜ方は 右の『はじめましょう!バラ栽培』の 『バラ栽培の土』のところにまとめています
バラがなかなか鉢から抜けないときがあります 握りこぶしを作って鉢のフチを一箇所 斜め上方向からガツンとたたくと たいてい抜けます
それでも抜けないときは 鉢を横にして地面に落とします あまりに高いところから落とすと 鉢が割れてしまうといけませんからご用心
一回勝負ではなく低めの位置から 2,3回落としてみましょう
鉢から抜けたら古い土を取り除きます
鉢の表面になっていた部分と 周囲と鉢底の部分を削りましょう
表面を削り取ったら 『なで肩』の雰囲気になるように 斜めに削り落とします
周囲の土は 最低でも2,3センチは取り除かないと 鉢との間の空間が少なく新しい土が うまく入りません
鉢底の土は土ごとハサミで切り取っても OKです
古い土をたくさん取り除けば それだけたくさん新しい土を入れられます 土の体積を半分くらいにする気分で やるとよいと思います
古土を完全に全部落とす方法も あるくらいですから どれくらい取り除かねばならないという ルールはありません
鉢底に新しい土を入れて (鉢底石を入れる場合はそれも入れて) 鉢の中にバラ苗を置いてみて高さを 確認します
鉢の上端には水のたまる空間 (ウオーター・スペース)が必要です
温暖地ではクラウンは地表にでる深さに 植えるのが標準です
高さの調整がうまくいったら 今度は周囲に土を入れます
この部分がスカスカだと水やりをしても そこから水が逃げてしまいますから カッチリいれます
一度にガ〜ッと土を入れないほうがいいです 先に土を湿らせるのもNO GOOD 土同士がくっついてうまく入ってくれません
http://antiquerosegarden.dreamblog.jp/blog/72.html も参考になさってください
一番上には堆肥などを敷き詰めると 雑草の繁茂を防げます
新しい土を入れ終えたらガ〜ッと水やり 土がへこむ部分があったら追加して これで一鉢完了
複数の鉢バラを一日でやる場合 全部鉢から抜いて〜、 全部土を落として〜とやるよりは 一鉢ごとに完結させたほうが良いです
すべての鉢の土を落としたところで 急用ができて・・・という可能性もありますから
新しい土だけは最初に多めに用意したほうが いいです
つまり『今日は5鉢やるぞ』となったら 5鉢分プラスアルファの土を用意して 一鉢抜いて、落として、入れて、完結 それから次の一鉢に取り組む ・・・という手順がお奨めです
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鉢植えのバラは一年に一度 土をかえてあげるのが理想と 言われています
ずっと前のことですが コニファと鉢バラを 同時に植えかえしたことがあります
コニファは3年くらい植えかえなしのもの バラは前年にも土をかえてありました
3年ものと1年ものなので 同じ程度に土が変質しているかなと 思ったのですがそれがまあ 全然違っていました
3年そのままだったコニファの土の方が フカフカでごく普通の土の感触 バラの土はスカスカぱさぱさでした
剪定で短くなった枝をまた伸ばして 葉っぱを茂らせて花を咲かせたバラは 土の中の有効成分を すべて消耗してしまいました〜という感じでした
小さめの鉢ならば毎年 大き目の鉢でも2年に一度くらいは 新しい土と有機物を補給してあげたほうが いいかもしれないですね
パサパサすかすかの土ではバラも 元気に育つことができず 病気にもかかりやすくなります
植え替えの適季はバラの休眠中
剪定を済ませてから植え替えるという手も あります 地上部が小さくなっている分だけ 扱いやすいかもしれません
最近は休眠を待たずに11月中に 植え替えてしまう方もいらっしゃるようです
真冬だと寒いから・・・かな?
人間の都合で時期が色々になるのは 仕方ないことですね
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