2008年04月11日
切り戻し無用
桜満開のころは
寒さがぶり返したりします

順調スクスクご機嫌さんで生育していた
バラの芽や葉っぱが
寒さに震えてブ〜ルブルに
なってしまったりします

ブ〜ルブルで済めばいいのですが
極端な悪天候で
芽や葉っぱが傷んでしまうことがあります

さて どうしましょうか?

芽が傷んでも心配ご無用

バラは最初に出る芽の両側に
予備の芽を持っています

中心の芽が傷んだときに
両側の予備の芽が発芽します(葉っぱになります)

この時期に芽が傷んだからといって
切り戻す必要はありません

すでに展開している(葉っぱの形になっている)葉が
傷んだら・・・

一季咲き品種は
この時期には切り戻さないほうが良いです

切り戻すと切り口の修復のために
バラはエネルギーを使います

花を咲かせるためのエネルギーが
切り口修復に使われてしまいます

その結果 花の数が極端に減ったりします

一季咲きの品種は一年待った花ですから
できるだけたくさん見たいです

花数が減る可能性のあることは
避けたほうが良いと思います

一季咲きの品種は春の花が終わってからの
切り戻しをお奨めします

この項目に関しては
お問い合わせメールを頂いて
おお そうだ! そういう時期だった!と
思い至った次第です

お問い合わせいただきましたI様
ありがとうございます




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2008年04月02日
バラと桜
今年は桜の開花が早めです
こういう年はバラの開花も早めに
なるのが普通です

温暖地のバラ満開のめやすは
桜満開のおよそ40日後

この場合の桜はソメイヨシノです

ピッタリピタピタ40日という訳ではないです

4月の気候が影響します

週に一度くらいちょっと冷え込むのが
理想的

三寒四温ならぬ一寒六温ですね

ときどきちょっと冷え込んでくれると
花がキュッとしまります

一直線にドンドン暖かくなるより
ときどき寒いほうがいいのです

外側の花びらが寒さでキュッとしまり
内側の花びらは咲く気満々

こういうときには花の形もよくなりますし
色もきれいに出ます

花のつけ根の部分がしっかりして
花もちも良くなります

桜大好きの方々にとっては
満開の桜が散っていくころは
ああ もうちょっと咲いてくれ〜〜〜〜
と身もだえする時期ですが
バラも好きならもだえなくても済みます

たまにちょっと冷えてくれ〜〜〜!と
一寒六温を祈りましょう!