2007年05月19日
バラの土 簡単ミックス法

バラ園でブレンド土を大量に作る場合は
小型の耕運機を使います

家庭用の耕運機も販売されていますから
・・・というような話ではありません

登場するのは100円均一のお店でも
手に入る品

ガーデン・シートとかいう名前で売られていると
思います

ブール・シートみたいな素材でダーク・グリーン

ブルー・シートそのものでもいいです

100円均一のお店のブルー・シートは
サイズが小さいので土のブレンドに使うのに
最適です

まずシートを広げる

そこに一種類の土を平らに広げる
別の種類の土をその上に平らに広げる

つまり層状に次々広げていく

赤玉広げて堆肥を広げて
また赤玉を広げて
ピート・モス広げて・・・という感じ

この方法だと全体をガーガー混ぜ合わせる
労力を軽減できます

使う分だけ縦に切り取ってシャクシャク混ぜれば
いいのです

粉状パーライトやモミガラクンダンのように
風が吹くと飛び散るものは層の真ん中に!

サンドイッチ方式です

サンドイッチ方式をとっても
袋からザ〜ッと出す瞬間に風がビュ〜と吹くと
飛び散ります

これを防ぐには
飛び散りやすい素材は空のビニール袋に入れて
そこに土少々をいれてシェイクする

赤玉などの空袋が使えます
少量の土か堆肥と飛び散り危険素材を袋に入れて

袋の口を握って振れば飛び散り危険素材が
取り扱いやすい状態になります

平らに積み上げるサンドイッチ方式と
飛び散りやすい素材のシェイク方式で
土のブレンドは超簡単!

バラの鉢栽培では用土に肥料を混ぜませんが
根に直接触れても大丈夫な肥料(マグアンプKなど)は
混入可能です

混入はこの土のブレンドの段階でどうぞ!

ウチでは少量の(バラ園的に少量)の土を
ブレンドするときにこの方式でやっています

プロですから100円均一のシートではなく
トロブネを使います

左官さんが土を混ぜたりするのに使うやつ

もちろんシートよりトロブネのほうが混ぜやすいですが
(枠があるので)
ご家庭でバラのためにトロブネを購入する必要も
ないと思います(5000円程度します)

100円均一のシートでラクラク簡単バラ土ブレンド!
いかがですか?

アンティーク・ローズ・ガーデン
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2007年05月18日
バラの土 応用バージョン
ベースとなる土と有機質と土壌改良剤
5:3:2の土でだいたいどんな場所でもいけますが
さらに鉢の設置場所にあわせて調節することも
できます
 

☆日当たり超良好の場所
乾きすぎが問題になります

有機質(ピートモスまたは堆肥)を
増やしましょう

5:3:2にピート・モスまたは堆肥1をプラス


☆日当たりちょっと悪めの場所
土が湿りっぱなしになりがちです

川砂や日向土(ひゅうがつち)の細粒を
混ぜると水はけがよくなります

軽石砂もいいです
川砂より軽いし日向土より
手に入りやすいです

5:3:2のブレンドに
川砂か日向土細粒か軽石砂1をプラス


☆寒冷地
鉢土が凍結します

パーライトが効果的です

完全に凍りつかないようにすることは
できませんが凍結が遅くなります

鉢植えの状態で越冬させるものには
パーライトを混ぜておくといいです

5:3:2のブレンドにパーライトをプラス



☆ミミズだらけになるとき
鉢土がベトベトになります

パーライトが効果的です

もともと水はけ良好だった鉢の水はけが極端に
悪くなったらミミズが大量生息しているかも
しれません

ミミズは土を肥やしてくれるのですが
範囲の限られた鉢内ではミミズのせいで
水はけが悪くなることがあります

ミミズさんには大地で活躍してもらうことにして
鉢の中にはご遠慮していただきましょう

パーライト入りの土はびっくりするほど
ミミズがいなくて土がサラサラです
コガネムシの幼虫防除にも効きそうです

パーライトは粉状のものがお奨めです

混ぜ方にコツがありますから
その他の用土の手軽な混合の仕方とあわせて
次回 書きます


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2007年05月17日
バラの土 標準バージョン
市販の『バラ用の土』を使わずに
自分でいろいろ混合して作る方法です

混合するものは
 ☆ベースとなる用土
 ☆有機質
 ☆土壌改良剤
 
これらをうまく混ぜて水はけがよくてかつ水もちもよい
そして肥料分を保持してくれる土を作りましょう!

まずベースとなる土
赤玉土を使うのが標準的です
中粒か小粒
または中粒と小粒のミックス

有機質としては
腐葉土
完熟堆肥
ピートモスなど

土壌改良剤は
バーミキュライトがよく使われていましたが
健康への影響のあるアスベスト(石綿)を
含んでいるため取り扱いに注意が必要です

米国環境保護庁(EPA)は
バーミキュライトを自分で混合して使うことは
なるべく避けるように呼びかけています

バーミキュライトを使わないとしたら
バラに適する土壌改良剤はパーライト

その他モミガラクンタンや炭も使えます
水はけをよくしてくれるし微生物のすみかにもなります

川砂や日向土(ひゅうがつち)の細粒
軽石砂なども混合に適した資材です

標準的な混合例は
 ベース用土と有機質と土壌改良剤の比率が
     5:3:2

何をどう混ぜるかの具体的な例は
 赤玉5 
 完熟堆肥2 ピート・モスか腐葉土1
 パーライト1 モミガラクンタン1

混合したら『からっ鉢』(小さめの鉢)に
作品(=混合した土)を入れて
水を注いでみましょう

水はけがいい感じだったらOKです

悪ければ川砂や日向土の細粒や
軽石砂を加えると改善されます

水が抜けすぎるようならピート・モスで
調節できます

この混合例は一般的に推奨されている配合より
有機質の割合は少なめです

(一般的には5:4:1)

有機質を入れすぎてなかなか乾かない土に
ならないように考えています

有機質は後から上質の酵素入り堆肥などを
乗せて補うことができます

鉢を設置する場所に合わせた混合の調節は
次回 書きます

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