2009年01月20日
クリームでつくるバラの花

ケーキの上に乗っかっているバラを
クリームで作るのは
難しい技が必要だそうです

プリンカップの底に
小型ソフトクリーム状にしぼりだし
その回りに花びらをつけていくそうです

クリームをしぼりだす袋と口金が
ないと不可能ですね

このしぼりだし袋の原型が考案されたのは
19世紀

いきなりバラを作るためではなく
小さめのお菓子を作るために
生地を小さく分断するためだったそうです

なぜ小さく分断する必要があったのか?

1)当時の人々は歯が健康ではなかった
2)当時のスプーンは今のものより
  うんと大きかった

大きなスプーンで生地をすくったのでは
一つが大きくなってしまいます

歯が健康でない人は
リキュールに焼き菓子を浸して食べるのが
お好みでしたが大きなお菓子を
小さなリキュールグラスに浸すのは
一苦労

・・・という訳で、お菓子の生地の分断の
ためにしぼりだし袋の原型が考案されました

その後 改良されて口金つきとなり
口金も色々な形のものが作られるように
なったそうです

クリームでバラを作るには
先がペッシャンコで斜めになった口金が
必要らしいです

マヨネーズのしぼり口では
頑張ってもバラは無理かぁ・・・

ケーキの上に乗っているバラを見るたびに
「19世紀に歯科口腔医学が発達していたら・・・」
「19世紀のスプーンが小さかったら・・・」と
考えてみるのも面白いかもしれませんね





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2007年11月30日
モイスト・ポプリ
モイスト・ポプリ・・・湿り気のあるポプリです

ドライ・ポプリより香りがよいらしいですが
作り方はちょっと手間がかかります

口の広いガラス瓶に
半乾きのバラの花びらを入れて
塩をふる

1リットルの花びらに大匙一杯の塩

これを繰り返して
ガラス瓶の内側に入る大きさのお皿を乗せ
お皿の上に重石をしてから
ガラス瓶のふたをする

一日一回お皿と重石を取り除き
全体をふんわり混ぜる

最初は青臭いにおいがするけれど
2,3週間でよい香りになるそうです

花びらが良い香りになったら
スパイスやアロマティック・オイルを
加えてできあがり

花びらが一度に用意できないときは
最初の段階を何度かに分けることも
できるそうです

今日は1リットル分の花びら
明日また1リットル分の花びら
という感じでビンに加えていく

半干しにして塩をふって重石をして・・・
なんかお漬物の雰囲気ですね

卓上漬物器で簡単に作れるかも
しれません

ほんとにお漬物状態になってしまったら
思い切ってバラのお茶漬けなんか
どうでしょう?


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2007年11月27日
ドライ・ポプリ
ポプリという単語の語源は
フランス語のrotten pot
なんだそうです

え〜 くさった鉢????

花びらの状態が変化しているので
『くさった』の方はまあなんとか理解
できないでもないですが

なぜポット?
ポット状のものにいれて使ったりするから?
でも花びらはいずこへ?

謎ですねぇ

謎はちょっとあっちの方へ置いておいて
ドライ・ポプリの作り方です

バラの花びらを乾かします

ハーブやスパイスを加えます

よく使われるのはクローブ、シナモン
ミント、月桂樹など

ハーブは自家製があれば乾かして
使えますね

スパイスは粒状のものを砕いて
使うのがいいそうです

オレンジやレモンの皮を乾かしたものも
いいかも

全部よく混ぜ合わせて
アロマティック・オイルを加えます

バラの香りのオイルでもいいし
ラベンダーやレモンのオイルでもOK

密閉できる容器(ガラスがいいかな)に
いれてときどきシェイクします

しばらく経つとハイできあがり!

オリジナル・ブレンドのポプリの香りは
世界でたった一つ♪

全く同じものは2度と作れないのも
楽しいです

密閉しておいた方が香りは長もちします
しかし密閉では香りを楽しめません

長もちか?香りか?

世界でたった一つの
オリジナル・フレグランスで
悩んじゃうのもまた楽しいですね


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