2009年11月16日
真正プリンセス・ド・サガン
■憧れのバラ苗■真正プリンセス・ド・サガン
              大混乱チャイナ / ティー

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この品種は大混乱状態です
大混乱って?
流通している『プリンセス・ド・サガン』は
本物でない

まぁ これくらいならいろいろ他に
例がないわけでもないですが
良識あるナーサリーさんは『プリンセス・ド・サガン』を
どんどんそのリストからはずしているのです

あれ? 以前は取り扱ってたと思うけど・・・
ない ない ない


日本でも同様です
『プリンセス・ド・サガン』とタグのついた
バラを前にして
鑑識眼のあるナーサリーマンさんが
頭を抱えている姿を拝見いたしました

「これは絶対に違う! 
これをサガンとして売ることはできない!」

商品になれないまま
ナーサリーで生きるバラの哀れさよ ホロホロ


真正の『プリンセス・ド・サガン』は
デュブルイさん作出のチャイナ・ローズです
ティー・ローズに分類されることもあります

チャイナの『プリンセス・ド・サガン』と
ティーの『プリンセス・ド・サガン』の
2種類のバラが存在するわけではありません

ひとつのバラにティーとチャイナの
特性が同居しています

もともとチャイナとティーの境目は
はっきりくっきりとしたものではありませんから
両方の特性を持っているこのバラは
チャイナに分類されたり、ティーに分類されたり
してしまうのです

迷子になっていたけれど
生き残ってたみたいです

古いボタニカル・アートとバッチリバチバチに
適合するバラをみつけました
古い文献の記述とも合致します♪

田舎のバラ屋(←ウチのことです)の妄想かい?
も〜 そ〜〜〜んなことおっしゃらないで〜〜
手元に置いて観察数年 
調べられることは調べまくりましたぁ


葉っぱは淡いめグリーンの丸い葉っぱ
裏面はさらに淡い色です
葉っぱが丸いので
全体的にはティー・ローズの雰囲気
樹高1メートル程度
お行儀のよい樹形です

ツボミは細長
ガクの隙間から魅惑の花色が覗きます
 
開きかけの花姿が優美です
花弁の配列はやや不規則
のびのびのんびり咲いてま〜すと言ってます

ちょっぴりだけ花弁のフチが外側にめくれるのは
ちょっとお洒落してるのかな?

生育期間を通してず〜っとポコポコ
良く咲いてくれます

次々ポコポコ咲きですから
ツボミも開きかけも満開の花も
同時に楽しめます

あ!ここにツボミ あ!ここには開きかけ
あ!ここは完全に開いて花びらがお洒落してる

発表1887年
一瞬 「え? フランス革命の真っ最中?」と
思ってしまいました
実際は100年ほどずれています

バスティーユの襲撃や
それに先立つオテル・デ・ザンヴァリッド(廃兵院)での 
武器の収奪は1789年

7,8,9と並ぶから覚えやすいんですよね〜
覚えやすいはずの年号を忘れて
一瞬だけでもギョッとしたのが情けないです

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フランス革命といえばタレーランという
政治家さんがいらっしゃいました

プリンセス・ド・サガンはタレーランさんの
ご親戚らしいです

タレーランさんってすごいです
貴族階級出身でカトリックの司祭さま

聖職者として議員になりながら
国家の負債の穴埋めのために
教会財産の没収の議案を提出

それでもって革命後はナポレオンにも仕えたかと思うと 
その失脚に手を貸す

王政復古のときにはルイ18世の首相も務める
・・・という千変万化の経歴の持ち主

フランスの人たちから見たタレーランさんとは
どんな人物なのでしょうか? 

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1887年の段階で『タレーラン』というバラの
発表は無理だったのかなぁ
ご親戚のプリンセスならOK?
 
しかしながら、現代では
タレーランさんの外交手腕で
積年の宿敵であったイギリスと
友好関係を結ぶことができ、その結果
フランスは2つの世界大戦を切り抜けることが 
できたと評価されているらしいです

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タレーランその人ではなくても
そのご親戚の名前のバラを残したデュブルイさんは
先見の明があったのかも知れません

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香りは、チャイナ系の香りです
ちょっと胡椒のような感じのするほのかな香り

紅茶の葉っぱのようなティー・フレグランスがお好きで
香りのためだけにティー・ローズをお育てになる方には
お奨めできません

香り以外のティー・ローズの花姿などに
魅力を感じていらっしゃる方は是非どうぞ


すでにお手元に『プリンセス・ド・サガン』をお持ちの方・・・
ティーの甘い香りが漂ってきたら
それはデュブルイさんの『プリンセス・ド・サガン』とは
別のバラだと思います

ツボミの根元や弁底にイエロー系が発色したら
それもデュブルイさんの『プリンセス・ド・サガン』とは
別のバラだと思います

それでも、お手元で愛培を続けていただければと 
思います

本当の名前は違うかもしれないけれど
愛しのマイ・ローズに違いありません!

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まだ一般流通『プリンセス・ド・サガン』を
お持ちでない方
この花色に魅せられた方
ティーやチャイナがお好きな方
真正の『プリンセス・ド・サガン』は
いかがでしょうか?

絶対か? 絶対に真正か?
まだ国際的には判定されていません
アメリカにこのバラがない様子なので
ちょっと時間がかかりそうです


完全・完璧真正サガン以外はいらない!と
お考えでしたら
田舎のバラ屋のご紹介だけでなく
国際的判定が下されたのちに
お迎えしてやってくださると助かります


来るのか! 判定の日!
来ると信じています!

それまでバラ屋でいられるか? 
こっちの方は、ちと怪しいです なさけなや



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