2007年04月17日
モダン・ローズPart1 HTとフロリバンダ
誰が見ても『お〜バラだ!』と感じるバラは
中心が高くて花びらがキリキリと巻いた
ハイブリッド・ティーではないでしょうか

『中心が高くて花びらがキリキリ』の花姿を
剣弁高芯(けんべんこうしん)と呼びます

一枚一枚の花びらが外側に反り返り
尖がった形になります
そこで剣のような花びらという意味で剣弁

真ん中が高いので高芯です

Royal_Amethyst2.JPG


ハイブリッド・ティー第一号は『ラ・フランス』

『ラ・フランス』の誕生(1867年)以降のバラを
モダン・ローズと呼びます

モダン・ローズがすべて剣弁高芯の花姿という
わけではなく
花びらの丸いものや中心が盛り上がらない
ものもあります

Elle2.jpg


ハイブリッド・ティーと並ぶモダン・ローズの
代表選手はフロリバンダ

ハイブリッド・ティーのような花が房を作って咲きます

フロリバンダという言葉は
2つのラテン語の単語を組み合わせて作り出されました

『フロリ』が『花』、『バンダス』が『束』

この言葉が作り出される前は
ポリアンサス・ハイブリッドと呼ばれていたそうです

アメリカの大手バラ・ナーサリーのオーナーさんが
ポリアンサス・ハイブリッドという言葉が大嫌いで
たくさんの人に意見を求めて
最終的にはガーデニング・ライターさんの
提案を受け入れてフロリバンダに決めたそうです

ARS(全米バラ協会)はフロリバンダという言葉を 
なかなか認めず正式に認められるまでには
3年の年月がかかったそうです

Sakura_Gai.jpg


いかにもバラらしい大輪のドカンとした花がお好みでしたら
ハイブリッド・ティーを

房咲きでにぎやかに咲くのがお好みでしたら
フロリバンダを選ばれると良いかなと思います

ハイブリッド・ティー(よくHTと表記されます)にも
フロリバンダにも営利栽培の切り花品種があります

切り花品種は花色や花姿は美しいのですが
雨のかからない環境で
綿密な肥料管理と薬剤散布をしないと
きれいに咲かないものが多いです

商品としてステム(花に下の茎の部分)が
スラリと長いことが要求されるので
ガーデンでは大変不恰好な株姿になる場合も
あります

はじめてバラを栽培されるときは
切り花品種は避けて
ガーデン用に作出された品種を
選ぶことをお奨めします


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