2009年01月26日
ジェームズ・ヴィーチ 改訂版
■憧れのバラ苗■ジェームズ・ヴィーチ
       グレイ・パープルのポートランド・モス

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グレイのかかるロイヤル・パープル
返り咲きするポートランド・モスです

茎からガクまでモス!モス!モス!

モスの色が明るい緑色なので
株全体がとても爽やかな印象です

咲き始めの花はコロンとカップ型
咲き進むとボタン・アイがでます

ロイヤル・パープルの花がだんだんと
グレイがかっていく姿が美しい!

花の直径は7、8センチ
樹高の目安は90センチ程度

『美しい花と香り・返り咲き・耐寒性』と
ポートランド系の美点をみんなそろえて
おまけにモスつき!

樹高90センチ程度なら
ベランダでの栽培もラクラクですよね

巨大化するバラはベランダではちょっと・・・
一季咲きのバラもこれまたちょっと・・・

小さめのモス・ローズならば
開花する前からたっぷり楽しめます

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ジェームス・ヴィーチさんは
ヴィーチ・ナーサリーの2代目と3代目
初代ヴィーチさんが19世紀のはじめに
イギリスでナーサリー業を始めます

2代目の息子さんがジェームス・ヴィーチさん
そのお子様(3代目)もジェームス・ヴィーチさん

家族経営のナーサリーとしては
かなり大きなナーサリーだったそうです

まあ ここまでならば 
あ〜 そうですか級の情報でしかありませんが
3代目ジェームス・ヴィーチさんの息子さんがすごい!

プラント・ハンターとして日本に来ています
開国後に日本にやってきた
多くのプラント・ハンターの第一号

長崎から上陸して、横浜に向かい
函館にも足を伸ばしました

函館、横浜、長崎と戻って
日本の次はフィリピンへ
ランの花を求めて旅立っていったそうです


開国後一番乗りだけでもすごいですが
なんとなんと外国人として
日本の象徴である富士山登山を許可された
最初の二人のうちの一人

もう一人は英国公使館の責任者さんで
ヴィーチさんと一緒に富士登山を決行するために
ヴィーチさんのために即席の(つまりでっちあげの)
英国公使館の役職を作り出して
無事に許可を得たそうです


外国人の富士登山にはもちろん日本人の監視つき
勝手に歩き回れたわけではなかったのですが
プラント・ハンターの意地を見せ
道中で樹木の種子を採集したらしいです


その他ヴィーチさんが
ヨーロッパに紹介した日本の植物は
ヤマユリ、コブシ、モクレンなど


ヴィーチさんは日本語も多少はおできになった様子です
「日本の女性は内気ではない」という
感想を残しています

恐ろしげな雰囲気を漂わせている外国人だったら
当時の日本女性は、(今でもかな?)
こっそりひっこんでしまったでしょうから
きっと好感の持てる青年だったのでしょうね


四季咲き・返り咲きのバラには
東洋の遺伝子もタップリ含まれているのですが
なんとなくバラのイメージは西洋風

モス・ローズなんて、
さらに西洋のイメージが強いですが
あ〜 こんなプラント・ハンターさんがいたんだ〜〜〜
と思うとモス・ローズにも
なんとなく親しみを感じてしまいます

開国後日本上陸第一号!
富士登山第一号のヴィーチさん!


マイ・ローズの1本に
『ジェームス・ヴィーチ』はいかがでしょうか?

すでに富士登山を経験された方は是非!
いつかは富士登山をと夢みていらっしゃる方も是非!

富士山の見えるところにお住まいの方も是非是非!

富士山がどんな形の山かすでにご存知の皆様にも
是非育てていただきたいモス・ローズです